POSIX1日1コマンド[part4]: asa
詳細はこちらの記事へ。1日1POSIXコマンドを実行してみようというやつです。
asa
asa を知る
ざっくりDESCRIPTION
キャリッジコントロール文字を解析する。(?)
入力ファイルを標準出力に出力し、テキストファイルからキャリッジコントロール文字を処理系定義の方法で、ラインプリンター制御シーケンスにマッピングする。
全ての行の最初の文字が削除され、以下の処理が実行される
削除された文字
- スペース
- 残りの行はそのまま出力される
- 0
- 改行が出力され、残りの行も出力される
- 1
- 処理系定義文字が次のページに進むために出力され、残りの入力行が続く
- +
- 前の行の改行は、一つ以上のの処理系定義文字をプリントし、列の位置を一つ戻り、残りのの入力が続く。+が最初の文字の場合はスーペースと同じ処理になる。
キャリッジコントロール文字とは?
carriage-control characters
がわからなかったので調べてみた。
単純に「キャリッジコントロール」で調べてもでてこない。だが、改行コードの話はでてくる。
キャリッジ・リターン(carriage return)は本来、テレタイプ端末の Baudot Code における制御文字を指す用語で、行末から行頭に戻す復帰コードであって、改行コードを含まない。その後、タイプライターで一行打ち込んだ後で紙を固定するシリンダー(キャリッジ)を次の行の先頭にタイプできるように戻し(リターン)改行する機構(またはその機構を操作するレバー)を「キャリッジ・リターン」と呼んだ。
キャリッジコントロール文字はおそらく、文字の復帰等を制御する文字だと仮定した。
ラインプリンター制御シーケンスとは?
line-printer control sequences
(ラインプリンター制御シーケンス)も分からなかったので調べてみた。
そもそもラインプリンターとは
行印字装置だそう。
ラインプリターを制御するシーケンスということでしょう。
ざっくり使い方
asa <file>
ざっくりOPTION
オプションは無い
ざっくりOPERANDS
asa <file>
ファイルが指定されていない場合は標準入力が使用される。
ざっくりまとめ
おそらく、ラインプリンターを使うときに使うコマンドだと思います。 自分の環境で試そうとしたところ、
[vagrant@localhost 003]$ asa -bash: asa: command not found
となりました。 ラインプリターが統合されているUNIXマシンではasaコマンドが使えるのでしょうか。
詳しい方もしこの記事を見つけたら教えてください.